Pulpotomy歯頸部断髄(しけいぶだんずい)
頭の神経は取るけれど,
根の神経は残す
歯の頭の部分にある神経(歯冠部歯髄)を,根の入り口の高さ(根管口)まで取り除きます。そのうえで,根の中に残っている神経(根部歯髄)は生かしたまま,MTAという材料でふたをして密封します。
→ 『頭の神経は取るけれど,根の神経は残す』治療です
日本歯周病学会 専門医・指導医 日本口腔インプラント学会 専門医
Vital Pulp Therapy
品川区・新馬場駅徒歩1分
深い虫歯でも,歯の神経(歯髄)を残せる可能性があります
残せるかどうかは,虫歯をすべて取り除いて,歯髄の状態を目で直接確認してから判断します
ただし,持続的な痛みがある歯にはこの治療を行っていません。痛みが強くなる前に,ご相談ください。
京急本線「新馬場駅」北口 徒歩1分/JR「品川駅」よりタクシー約7分
歯髄温存療法(VPT)は自由診療(保険適用外)です。
費用・治療内容・主なリスクは本ページ内に記載しています。
Your Worries
当院に「神経を残したい」とご相談に来られる患者さまの多くは,
次のような状況に置かれています
他院で「神経を取りましょう(抜髄しましょう)」と言われた
「かなり深い虫歯です」と説明されたが,どうすればいいか分からない
冷たいもの・熱いものがしみる。しみても,しばらくすればおさまる
説明は受けたが納得できていない。ほかの歯科医師の意見も聞きたい
何もしていなくてもズキズキする,痛みが長く続く——そうした持続的な痛みがある歯に,当院は歯髄温存療法を行っていません。痛みが続いている歯は,歯髄の炎症が根の奥まで及んでいる可能性があり,成功率が下がると考えているためです。
この場合は,歯髄温存療法ではなく根管治療(抜髄)をご提案することがあります。「歯髄温存療法ができない=抜歯」ではありません。
深い虫歯で神経を取るという判断は,決して間違った判断ではありません
歯髄の状態は,外から見ても,レントゲンだけでも正確には分かりません。
そのため,同じ歯でも歯科医師によって判断が分かれることがあります。
当院は,取るか残すかを最後に決める前に,
マイクロスコープで歯髄そのものを直接見て確かめる時間をいただいています
Step by Step
深い虫歯を取り除き,歯髄にふたをして,その日のうちに歯の形を戻すまで
当院で実際に行った処置の記録を,3倍速でつないだ映像です。音声はありません。
What You Lose
歯の神経(歯髄)は,痛みを感じるためだけの器官ではありません。
歯の内部には血管が通っていて,歯に栄養と水分を届けています。
また,噛んだときの力を感じ取るセンサーとしても働いていると考えられています
神経を取る治療(抜髄・根管治療)を行うと,
根の中の神経を取り除くために歯を大きく削る必要があります
歯質が減った歯は,そのぶん割れやすくなることが指摘されています。歯が割れてしまった場合,多くのケースで抜歯が必要になります。
また,神経を取る治療は,神経の除去・根の中の清掃・土台の製作・かぶせ物と工程が続きます。
そのため,治療の回数と期間が増えることが一般的です。
歯髄を残せる歯は,これらの負担を避けられる可能性があります
だからこそ当院は,残せる可能性のある歯を,その可能性が残っているうちに診させていただきたいと考えています
What is Vital Pulp Therapy
歯髄温存療法(VPT:Vital Pulp Therapy。生活歯髄療法・生活歯髄温存療法とも呼ばれます)は,歯の神経をできるだけ残すための治療です
神経を残す方法には,露出した部分のまわりだけを取り除く方法(部分断髄)と,歯の頭の神経を根の入り口まで取り除く方法(歯頸部断髄)があります
当院では,深い虫歯で歯髄が露出した歯に対して,歯頸部断髄を中心に行っています
対象になるのは,深い虫歯であっても持続的な痛みが出ていない段階の歯です
Pulpotomy歯頸部断髄(しけいぶだんずい)
歯の頭の部分にある神経(歯冠部歯髄)を,根の入り口の高さ(根管口)まで取り除きます。そのうえで,根の中に残っている神経(根部歯髄)は生かしたまま,MTAという材料でふたをして密封します。
→ 『頭の神経は取るけれど,根の神経は残す』治療です
Root Canal根管治療(抜髄)との違い
根管治療では,根の中の神経まですべて取り除き,根の中を薬で満たします
→ 歯頸部断髄では根の神経が残るため,歯に栄養と水分を届ける血管と,噛む力を感じるセンサーが保たれます
歯髄温存療法(歯頸部断髄)ができるかどうかは,虫歯をすべて取り除いたあと,
マイクロスコープで歯髄の状態を確認してから判断します
Our Record
かなもり歯科クリニックでは,2016年8月から2026年8月までの約10年間に,
822歯(患者438名)に対して歯髄温存療法を行ってきました
そのうち441歯は,大臼歯(いちばん奥の歯)です
奥歯は器具が届きにくく,歯髄の状態を直接確認しづらい部位です。
当院がこれまでに行ってきた歯のなかで,最も多いのが,この大臼歯部です。
| 部位 | 実施した歯の数 |
|---|---|
| 大臼歯部 | 441歯 |
| 小臼歯部 | 289歯 |
| 前歯部 | 92歯 |
※ 歯の部位の記録が確認できた822歯を対象としています。
約96%
当院で歯髄温存療法を行った歯のうち,
抜髄に至っていない割合(2026年9月時点)
2016年8月から2026年8月までに歯髄温存療法を行った822歯のうち,その後に根管治療(抜髄)へ移行したことが当院の記録で確認できているのは27歯です
残る795歯,約96%で歯髄が保たれています(2026年9月時点)
※ 転院や来院の中断により経過を確認できていない症例が含まれます。治療結果には個人差があります。
うまくいかなかった約4%に見られるサインは,「うまくいかなかった約4%について」でご説明しています
なお,海外の報告では,歯頸部断髄を行った歯で神経が生きたまま保たれていた割合は,1年後で約94%,2年後で約92%と報告されています(Alqaderiら,2016年の報告)
これは海外で行われた研究の数値であり,上でお示しした当院の記録とは別のものです
Clinical Evidence
当院が歯髄温存療法をご提案するのは,深い虫歯があっても持続的な痛みが出ていない段階の歯です
歯の頭の神経を取り除いて根の神経を残す方法(歯頸部断髄)について,海外で報告されている数値をご紹介します
いずれも海外の報告の数値です。当院の実績とは別のものです。
根が完成した大人の奥歯で,深い虫歯によって神経が露出した歯にこの治療を行った報告をまとめた解析があります。神経が生きたまま保たれていた割合は,1年後で約94%,2年後で約92%と報告されています(Alqaderiら,2016年の報告)。
より長い期間を追った報告では,4年後で約84%まで下がることが示されています(Taha & Al-Khatib,2022年の報告)。年数が経つほど,割合は下がっていきます。
この報告では,治療前に強い痛みがあることが,うまくいかない可能性を高める唯一の要因として挙げられています。別のまとめでも,症状のない歯では約91%,症状のある歯では約84%と報告されています(Atherら,2022年の報告)。
当院が,痛みが強くなる前の段階でこの治療をご提案しているのは,このためです
一方,神経を取る治療(初回の根管治療・抜髄)の成功率は,海外の報告で約94%とされています(Imuraら,2007年の報告)。歯髄温存療法は,神経を取る治療と同じくらいの水準の成功率が報告されている治療です。ただし別々の研究の数値であり,同じ条件で比べたものではありません。
当院は,持続的な痛みがある歯には歯髄温存療法を行っていません。痛みが続いている歯は,歯髄の炎症が根の奥まで及んでいる可能性があり,成功率が下がると考えているためです。
Honest Talk
歯髄を残せなかった場合に,どんなサインが出るのか。
そして当院が「必ず神経を残せます」とお約束できない理由を,そのままお伝えします。
次のような症状が出た場合,歯髄の炎症が根の奥まで及んでいる可能性があります
このような場合は,歯髄を残すことにこだわらず,根管治療(抜髄)に切り替えます
当院の記録(約96%)は,「当院がこれまでに行ってきたこと」でお示ししています。下のグラフは海外で行われた研究の数値であり,当院の数字とは別のものです。
同じ根管治療でも,根管充填とかぶせ物の質によって結果は大きく変わると報告されています。両方が良好だった歯では91.4%,両方が不十分だった歯では18.1%が,根の先に炎症所見が認められなかったとされています(Ray & Trope,1995年の報告)。
これは治療の質によって結果が変わりうることを示した海外の報告であり,特定の医療機関を比べたものではありません
海外の報告では,歯頸部断髄を行った歯で神経が生きたまま保たれていた割合は,1年後で約94%とされています(Alqaderiら,2016年の報告)。一方,神経を取る治療(初回の根管治療・抜髄)の成功率は,海外の報告で約94%とされています(Imuraら,2007年の報告)。
つまり歯髄温存療法は,抜髄と同等の水準の成功率が報告されている治療です。
ただしこれらは別々の研究の数値であり,同じ条件で比べたものではありません。
そして,歯髄温存療法がうまくいかなかった場合でも,そこから根管治療に移行することができます。
先に抜髄を選ぶと,歯髄を残す選択肢は二度と戻りません。
だから当院は,条件が合う歯には,最初の一手として歯髄温存療法をご提案しています。
歯髄を残せれば,将来の歯根破折のリスクを減らせる可能性があります。
歯髄の本当の状態は,虫歯をすべて取り除いて,マイクロスコープで直接見るまで分からないからです
そのため治療に入る前に,「残せた場合」と「残せずに根管治療へ切り替えた場合」の両方について,治療内容と費用をご説明します。
どちらになってもご納得いただける状態にしてから,治療を始めます。
これらに当てはまる場合でも,歯を残すための別の方法をご提案できることがあります。根管治療,歯冠長延長術,自家歯牙移植などです。
「歯髄温存療法ができない=抜歯」ではありません。
当院の根管治療について見る(本院サイト・別タブで開きます)
Director
歯髄を残せるかどうかは,歯そのものだけでなく,その歯を支えている歯周組織の状態にも左右されます。
歯周ポケットが深い歯,支えている骨が減っている歯では,歯髄温存療法の適応にならないことがあります。
当院は,歯だけを見るのではなく,その歯があと何年,何を支えられるのかという視点から判断します
Flow
現在の状態を確認し,考えられる選択肢をご説明します。歯周組織検査・口腔内写真・パノラマレントゲン・デンタルレントゲンを含みます。他院での診断についてのご相談(セカンドオピニオン)のみのご来院も承っています。この時点では治療は行いません。ご検討のうえ,お決めください。
治療する歯の周りに,光で固まる材料(レジン)で壁を作ります。ラバーダムを確実にかけるための土台になります。
治療する歯だけをゴムのシートで隔離します。唾液と細菌を歯髄から遠ざけます。
虫歯に感染した部分を取り除いていきます。この過程で,歯髄が露出することがあります(露髄)。
マイクロスコープで拡大しながら,歯髄の周囲に残った感染部分を完全に取り除きます。そのうえで,歯の頭の部分の神経(歯冠部歯髄)を根の入り口の高さ(根管口)まで取り除きます(歯頸部断髄)。
う蝕を取り除いたあと,露出した歯髄の状態をマイクロスコープで確認し,歯髄温存療法に進めるかを判断します。残せないと判断した場合は,その場で根管治療に切り替えます。
残した歯髄の上に,MTAなどの材料を必要な厚みで置き,密封します
その上を封鎖し,症状の有無と歯髄の反応を確認していきます。経過観察の期間は数週間から数か月です。症例によっては,同日に最終的な修復まで行うことがあります。
経過が安定していることを確認したうえで,ダイレクトボンディングやジルコニアインレーなどで最終的な修復を行います
歯髄を残した歯は,その後の経過を見ていく必要があります。定期的にレントゲンと症状を確認します。
Case
実際に当院で行った治療を,6つのステップでご紹介します
※ この症例は,露出した歯髄のまわりだけを取り除いてMTAでふたをする方法(部分断髄)で行ったものです。
本文で中心にご説明している歯頸部断髄とは取り除く範囲が異なりますが,どちらも歯髄温存療法です。
STEP 01
この患者さまは,冷たいものや熱いものを食べても特に症状がない状態でしたが,レントゲン写真から一番奥の銀歯の内部で虫歯になっていることが疑われました
STEP 02
銀歯を除去したところ,銀歯の下に,神経に達しているかもしれない虫歯がありました
STEP 03
まずは唾液や血液による汚染を防ぐために,外周および浅い部分の虫歯を除去して光重合型レジンで隔壁をつくります。(このときはまだ歯髄付近に虫歯を残しています)その後,ラバーダムを使用して,口腔内細菌による汚染を防ぎます。
STEP 04
隔壁製作時に残していた虫歯を除去すると,やはり神経が露出しました。通常の治療であれば神経を抜く治療に移行しますが,神経を残すため,露出した歯髄の周囲だけを取り除き,MTAでふたをする処置(部分断髄)を行っていきます。
STEP 05
マイクロスコープや拡大鏡下にて,周囲の虫歯を完全に除去したのを確認したあと,露出した歯髄の周囲を必要な深さだけ取り除き,ProRoot MTAを丁寧に詰めていき,光重合型レジンで密封します
STEP 06
経過観察後,神経が生きていることを確認し,症状が安定していれば最終的な詰め物をして治療は終了です
※ 実際の治療映像です。出血する場面が含まれますので,苦手な方は再生をお控えください。
患者さまには公開のご了承をいただいています。
Pricing
歯髄温存療法(VPT)は自由診療(保険適用外)です。
金額は税別価格です。括弧内は税込価格です。
| 1セカンドオピニオン・ 自由診療カウンセリング(60分・初回)歯周組織検査・口腔内写真・パノラマレントゲン・デンタルレントゲンを含みます |
25,000円(税込価格27,500円) |
|---|---|
| 2歯髄温存療法(VPT)/臼歯小臼歯・大臼歯。隔壁製作・ラバーダム防湿・マイクロスコープ下での処置・MTA等の材料費・封鎖を含みます | 50,000円(税込価格55,000円)/1歯 |
| 3歯髄温存療法(VPT)/前歯含まれる内容は臼歯と同じです | 30,000円(税込価格33,000円)/1歯 |
| 4最終的な修復ダイレクトボンディング 50,000円(税込価格55,000円)/ジルコニアインレー(小臼歯)70,000円(税込価格77,000円)/ジルコニアインレー(大臼歯)90,000円(税込価格99,000円)/ジルコニアクラウン 180,000〜200,000円(税込価格198,000〜220,000円) | 50,000円〜 200,000円(税込価格55,000円〜220,000円) |
歯髄温存療法は,「残せるかどうか」の見極めがすべてです。
残せない歯に無理な処置をしても,期待した結果にはなりません。
検査と診断に時間をかけ,見込みを正直にお伝えするために,
カウンセリングを正式な窓口として設けています
その他の治療費用は
公式サイトの料金表をご覧ください
Honest Talk
歯髄温存療法には,次のようなリスク・副作用があります。
すべてご理解いただいたうえで,お選びください。
冷たいものなどがしみる症状が,治療後しばらく(数日程度のことが多いですが,個人差があります)続くことがあります。多くは時間の経過とともに落ち着きます。
歯髄を残した歯は,その後の経過を確認していく必要があります。定期的にご来院いただき,症状とレントゲンを確認します。
治療の時点で歯髄が生きていても,その後に歯髄が壊死したり,根の先に病変が現れたりすることがあります。その場合は,改めて根管治療が必要になります。治療にかかった費用の返金はいたしかねます。
虫歯を取り除いて歯髄の状態を確認した結果,歯髄を残せないと判断し,その場で根管治療に切り替えることがあります。この判断は,治療を始めてからでないとできません。
歯頸部断髄を行った歯で神経が生きたまま保たれていた割合は,1年後で約94%と報告されています(Alqaderiら,2016年の報告)。4年後では約84%まで下がるという報告もあります(Taha & Al-Khatib,2022年の報告)。10年後の成績は,まだ明らかになっていません。
費用は全額自己負担となります。最終的な修復にかかる費用も,別途必要です。
歯や歯根の破折,歯根の吸収,髄室の石灰化,歯周病の進行などが認められる場合は,適応外となります。
Second Opinion
「一度,別の意見を聞いてみたい」——そのためのご来院を承っています
他院で撮影されたレントゲン・CTの読み解きを含め,
治療を前提としない中立の立場でご説明します
当日の契約・治療のお勧誘は行いません。現在かかられている歯科医院で治療を続けるという選択も含めてご提案します。
なお,持続的な痛みが続いている歯には,当院は歯髄温存療法を行っていません。その場合は,根管治療(抜髄)を含む選択肢をご説明します。
FAQ
残せる可能性があるかどうかは,診てみないと分かりません。歯髄の状態は,レントゲンや外からの診察だけでは正確に判断できないためです。まず自由診療カウンセリング(60分・税込27,500円)で,レントゲンと歯周組織の検査を行い,現在の状態を確認します。そのうえで,歯髄温存療法を試みる価値があるかどうかをご説明します。なお,他院の判断が誤っているという意味ではありません。歯髄の状態は判断が難しく,歯科医師によって意見が分かれることがあります。
何もしていなくてもズキズキする,痛みが長く続くといった持続的な痛みがある場合,当院では歯髄温存療法を行っていません。痛みが続いている歯は,歯髄の炎症が根の奥まで及んでいる可能性があり,成功率が下がると考えているためです。この場合は,歯髄温存療法ではなく根管治療(抜髄)をご提案することがあります。一方,冷たいものが一瞬しみる程度で,しばらくすればおさまるという段階であれば,歯髄温存療法を検討できる可能性があります。いずれの場合も,実際に診察したうえで判断します。
治療は局所麻酔下で行いますので,治療中の痛みは抑えられます。当院は痛みに配慮した治療を心がけています。治療後に,しみる症状や噛んだときの違和感が一時的に出ることがありますが,多くは時間の経過とともに落ち着きます。痛みの感じ方には個人差があります。強い痛みが続く場合は,我慢せずにご連絡ください。
カウンセリングを含めて,3〜5回程度が目安です。治療期間は,経過観察の期間を含めて数か月です。歯髄を残した歯は,その後も定期的に経過を確認していきます。
2つの場合があります。ひとつは,治療中に歯髄の状態から「残せない」と判断した場合です。この場合は,その場で通常の根管治療に切り替えます。もうひとつは,いったん残せたものの,その後に歯髄が壊死してしまった場合です。この場合は,改めて根管治療が必要になります。いずれの場合も,事前に費用と治療内容をご説明したうえで進めます。なお,すでに行った治療の費用の返金はいたしかねます。
歯髄温存療法(VPT)は自由診療で,保険適用外です。費用は全額自己負担となります。医療費控除の対象になる場合があります。また,デンタルローン(スルガ銀行)による分割払いもご利用いただけます。
お子さまの歯(永久歯)でも,適応となる場合があります。成長期の歯では,歯髄を残すことで歯根の成長が続くことが期待されます。ただし,歯の状態と年齢,お子さま自身が治療に協力できるかどうかも含めて判断します。まずはご相談ください。
はい,承っています。「他院で神経を取ると言われたが,一度別の意見を聞きたい」というご相談のために,自由診療カウンセリング(60分・税込27,500円)をご用意しています。ご相談の結果,現在かかられている歯科医院で治療を続けられることも,もちろん選択肢のひとつです。当院での治療をお勧めするための時間ではありません。判断の材料をお持ち帰りいただくための時間です。
一度取り除いた歯髄を元に戻すことはできません。ただし,すでに根管治療を受けた歯についても,状態によっては再治療(精密根管治療)や歯根端切除術,自家歯牙移植など,歯を残すための方法をご提案できることがあります。「もう手立てがない」と言われた歯についても,一度ご相談ください。
本ページで引用した文献と,当院の実績の前提を示します。本文中の出典表記と対応しています。
※ 当院の実績(2016年8月〜2026年8月・822歯)は実施した歯の数であり,成功率としては集計していません。転院等で経過未確認の症例を多く含みます。
※ 文献1は根尖完成した永久臼歯のう蝕性露髄に対する全部断髄のメタ解析(1年94%・2年92%),文献2は症状のある成熟永久歯にNeoMTA Plus を用いた4年追跡の報告(1年97.4%・2年93%・4年83.8%。術前の強い痛みが唯一の有意な失敗の予測因子と報告),文献3は不可逆性歯髄炎の永久歯を対象としたメタ解析(症状のない歯91%・症状のある歯84%・根尖閉鎖歯83%),文献4は歯内療法専門医1名が行った初回根管治療の成績(94%)です。文献5は,根管充填と冠部修復の技術的な質と根尖部の状態との関係を調べた1,010歯のX線横断調査で,根尖部に炎症所見がない歯の割合は両方が良好な歯で91.4%,両方が不良な歯で18.1%と報告されています。本文中の数値は,文献2の83.8%を約84%と丸めて表記しています。それぞれ対象・条件が異なるため,数値を直接比較することはできません。
※ 本ページの『歯頸部断髄』は,海外文献の full pulpotomy/complete pulpotomy に相当します(ESE position statement. Int Endod J. 2019;52(7):923-934. doi:10.1111/iej.13080)。
※ 掲載している症例写真とYouTube動画は,露出した歯髄のまわりだけを取り除く部分断髄(partial pulpotomy)で行った症例です。本文で中心に説明している歯頸部断髄とは切除範囲が異なります。
Access
京急本線「新馬場駅」北口から徒歩1分。
JR「品川駅」からは京急線で2駅・タクシー約7分です。
かなもり歯科クリニック
〒140-0001
東京都品川区北品川2-11-1
ベイテラス北品川101
TEL: 03-3450-6480
| 月〜金 | 9:30〜12:30 / 14:30〜19:00 |
|---|---|
| 土 | 9:30〜12:30 / 14:00〜17:00 |
| 日・祝 | 休診 |
Contact
歯髄を残せるかどうかは,時間との勝負になることがあります。症状が進むほど,選べる選択肢は少なくなっていきます。
当院は,持続的な痛みがある歯には歯髄温存療法を行っていません。だからこそ,痛みが強くなる前に診せてください。
歯髄温存療法のご相談は,セカンドオピニオン・自由診療カウンセリング
(60分・27,500円 税込)が正式な窓口です
治療を前提とせず中立の立場でご説明します。当日の契約・治療のお勧誘は行いません。
「残せます」とも「残せません」とも,この場ではお約束できません。できるのは,いま分かっていることを,分かっている範囲のまま,正直にお伝えすることだけです。
※ お電話の際は「歯髄温存療法のカウンセリング希望」とお伝えください。
※ 歯髄温存療法(VPT)・カウンセリングは自由診療です。
費用: 臼歯 50,000円(税込価格55,000円)/前歯 30,000円(税込価格33,000円)/1歯。最終的な修復費用は別途必要です(55,000〜220,000円・税込)。
※ 主なリスク・副作用: 術後の知覚過敏/経過観察が必要/歯髄が壊死し根管治療が必要になる場合がある/治療途中で適応外と判断される場合がある/長期では成功率が下がる報告がある(4年で約84%)/自由診療のため費用がかかる
※ 費用・期間・リスクは書面でご説明します。